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カナダで大麻を合法化するらしいので、日本人が吸ってもいいか調べてみた

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こんにちは、カナダ留学中のシンです。

 

カナダでは、2017年春にもマリファナ(大麻)を合法化しようという動きがあります。

 

カナダ自由党のサイト(https://www.liberal.ca/realchange/marijuana/)によると、

  • 現状のマリファナ規制はうまくいっていない
    • 若者のマリファナ使用を防げていない
    • 多くのカナダ人が少量のマリファナ所持によって前科もちになってしまっている
  • 合法化して規制することで
    • 子供からマリファナを遠ざける
    • 犯罪者が利益を得ることを防ぐ

というのが理由のようです。

 

マリファナはタバコよりも危険性が少ないという話もよく聞くので、このような動きは理解できなくもないです。税収も増えそうですしね。

 

しかし、そこで気になるのは、私たち日本人がマリファナ合法化されている場所に行った場合、マリファナを吸ってもいいかどうかです。

日本人は外国にいるときも日本の法律に縛られているという話も聞くので、もしそうならマリファナが合法の場所で吸っても違法になってしまいます。

 

ということで、ちょっと法律を調べてみました。

日本における大麻の法規制

日本国内にいる場合

まず、日本国内にいる場合についてです。

マリファナ(大麻)は大麻取締法によって規制されており、大麻の

  • 栽培
  • 所持
  • 譲り受け
  • 譲り渡し

が禁止されています。

例えば、大麻を所持した場合は最大5年の懲役刑、営利目的で栽培、輸出入した場合は最大10年の懲役刑が科されます。

 

これをみて「あれ??」と思った人もいるかもしれませんが、実は大麻の「使用」自体は禁止されていませんし、罰則もありません。

まあどうやったら所持せず使用できるのかわかりませんが。。人に吸わせてもらうとかですかね?

 

ちなみに、使用が禁止されていないのは、規制されている大麻の葉以外(大麻の種子とか)からも大麻成分を摂取する可能性があることを考慮しているらしいです。

海外にいる場合

次に海外に行った場合についてです。

大麻取締法の24条の8を見ると、「刑法第2条の例に従う」との記載があります。

刑法2条というのは国外犯処罰規定と呼ばれており、外国で行われた犯罪も処罰しますよ、ということを意味しています。

 

したがって、たとえ大麻が合法な場所に行ったからといって、大麻を所持したり譲り受けたりすれば日本で起訴される可能性があります。

結論

結論としては、たとえ日本人がマリファナの合法な土地に行ったとしても、マリファナの所持は違法です。(日本に帰ったあと実際に起訴されるかどうかは別の話ですが)

ということで、カナダでマリファナが合法化されたとしても、浮かれて手を出さないようにしましょう。

 

ちなみに、賭博行為や未成年の飲酒は国外犯処罰規定の対象にはなっていないので、海外でカジノにいっても日本で罰せられる事はありませんし、19歳の日本人がトロントで飲酒しても法律的に問題ありません。(トロントのあるカナダ・オンタリオ州では19歳から飲酒可能)

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