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サバティカルって何?

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こんにちは、シンです。皆さん「サバティカル(sabbatical)」ってご存知ですか??

海外の大学では時々耳にするのですが、日本ではあまり馴染みのない言葉かもしれないので、簡単に紹介したいと思います。

 

「サバティカル」というのは、 大学の教授職の人が取れる研究休暇のことです。

 私の通っている大学の制度を調べてみると、6年以上教授職で働くと、半年または1年間の休暇を取れる事になっているようです。(その間もきちんと給料は支払われます。)

 

ただし、サバティカルはあくまで「研究休暇」ですので、1年間遊んで暮らすわけではありません。

 

大学で教授職として働いていると、研究以外にも授業を受けもったり、事務的な作業があったりで研究に没頭することができません。

そこで、サバティカル期間を利用して自分の研究に没頭したり、異なる大学に客員教授として訪れて研究をしています。

 

私が日本で修士課程にいたときも、アメリカの大学からサバティカルで1年間研究室に来ている教授がいました。その人は家族全員できており、1年間日本での暮らしを楽しみながら研究していました。

 

しかし、このサバティカル制度も教授にとっては非常に良い制度かもしれませんが、実は学生側は大変です。

指導教官がサバティカルでいなくなると、指導が受けにくくなるので研究をうまく進められない可能性があります。メールでやり取りして指導を受ける場合もあるようですが、やはり指導教官がそばにいないとタイムリーに指導を受けられず、学生側のデメリットは大きいです。

 

したがって、海外大学院に留学したい方は、可能であれば出願する際に、指導教官がサバティカルでいなくなる可能性があるか確認しておいてもいいかもしれません。

 

ちなみに、企業でも取り入れているところがあるようで、例えばヤフー株式会社では勤続10年以上だと最大3ヶ月のサバティカル休暇が取れるようです。

 

以上、サバティカルについてでした。

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