英語の勉強、なんとなく続けてるだけならやめた方が有意義なんじゃないか
最近、本屋に行けば英語学習の本で溢れかえっているし、英語の勉強してますって人もよく見かける気がします。
私もこれまで必死に英語を勉強してきて留学までしている内の一人ですが、はっきり言って英語を勉強して意味があるんだろうかと思うことがよくあります。
特に、今すぐに英語を使うわけではないけど、なんとなく勉強しているっていう人は実はかなり時間を無駄にしている可能性があります。
英語習得には驚くほど時間がかかる
私はこれまで4000時間以上を英語の勉強に費やしてきました。
しかし、いまだに全くペラペラではなく、周りの配慮があればなんとか英語で仕事はできるけど、伝えたいことの半分もうまく伝えられない、という程度でしかありません。
その程度のレベルになるまで4000時間もかかっているのです。
私は英語習得に時間がかかっている方なのかもしれませんが、一般的にも英語をそれなりに使えるようになるには少なくとも4000時間は必要と言われてるらしいです。
しかし、4000時間あればもっと他にいろいろできるはずです。
4000時間がどれくらいの長さかというと、私が大学4年間で取った専門科目(物理)の授業全部合わせても2000時間ちょっとですので、余裕で大学の学位が取れるくらいの勉強量です。
また、国家資格を取るのに必要な勉強時間と比べてみると、例えば弁理士になるには1500から3000時間くらい、公認会計士になるには3000から5000時間くらいの勉強量が必要だそうですので、英語の勉強に当てている時間をすべて資格の勉強にあてれば何かしら資格が取れそうです。
そもそも英語使うの?
それだけの時間かけてようやく英語がそれなりに使えるようになったとしても、そもそも日本で暮らしていれば英語を使う機会はほとんどないので無駄になりかねません。
どんどん国際化が進んでいるからそのうち英語が必要になるかも知れない…とか思っている人、たぶんなりません。自分からそういう可能性がある環境に飛び込まないと(外資系の企業に勤めるとか)、意外と英語なんて使う機会ありませんよ。
私の知り合いでも、アメリカ留学したけどその後日本に帰ってきてからほとんど英語を使う機会がない、という人をちらほら見かけます。
なので、今は全く英語使ってないけどもなんとなく将来のために勉強するってのは、かなり時間を無駄にしているかもしれません。
その4000時間を使って他のことを勉強したほうがよほど効率よく、自分の将来のためになる技術が身につく可能性があります。
それでも英語を勉強すべき人
それでもやっぱり英語勉強した方がいいんじゃないか、と思う人も多いと思います。
確かに英語を勉強しておいたほうがいい人もいると思いますので、一体どんな人は英語を勉強すればよいのかちょっと考えてみました。
英語が好きな人
楽しいから勉強する、見返りは求めない、という考えの人はどんどん英語を勉強すれば良いと思います。
なんか英語喋れたらかっこいい!とか外国人の恋人が欲しい!!とか思ってる人も趣味と割り切って勉強すればいいんじゃないでしょうか。
なんか野望がある人
日本は窮屈なので将来海外に逃亡したい!とかとりあえずアメリカ住んでみたい!とか思っている人は、とりあえず英語しゃべれないと選択肢が少ないので勉強しておいたほうがいいです。
行きたい国が決まっている人は英語じゃなくてその国の言葉を勉強しましょう。
逆にずっと日本にいたい人は英語できなくても問題ないです。
今まさに英語を使う必要に迫られている人
外資系に勤めたら上司が外国人だった、とかこれから海外駐在する、とかでまさに今英語が必要な人は、諦めて勉強しましょう。
時間はかかりますが、その分得られるものもあるはずです。
まとめ
正直いって、英語は勉強しても日本にいる限り使わない可能性があるので、英語学習は費用対効果があまりよくないです。
絶対英語が必要な人か英語が趣味という人以外は、英語勉強の時間を他のことに使ったほうが有意義なんじゃないかと思います。