今日こんな記事を読んだんですが、みなさんなんと今年は電子レンジ50周年らしいですよ。
What’s in Your Microwave Oven?
電子レンジの歴史
この記事によると1967年にAmanaさんが台所用の電子レンジを売り出したのが小さくて安価な一般人向け電子レンジの始まりだそうです。
安価といっても495ドル(現在の40万円ほど)で結構高いですが、サイズに関してはH40cm W50cm D30cmらしいので今の電子レンジとほとんど変わらないですね。
実はそれ以前にも大きくて高価な電子レンジならあったようで
- 1946年:Raytheonが電子レンジの特許登録、Marvinがマグネトロンを使ったプロトタイプを製作(高さ2メートル、重さ340kg)
- 1955年:Raytheonが1295ドルでレンジを売り出す。(現在の126万円)
- 1961年:シャープが業務用の電子レンジR-10を開発
- 1962年:シャープがR-10量産化
※参考:A History of the Microwave Oven - IEEE - The Institute
という流れがあった中で、1967年に初の家庭用の電子レンジが生まれたようです。
初めは高価だった電子レンジですが、1980年代になると徐々に値段もこなれてきて、また共働きの家庭が増えてきて料理にかける時間を短縮したいという需要増えてきたという背景もあり、1986年にはアメリカの家庭の4分の1は電子レンジを所持するようになりました。
2009年には96%のアメリカの家庭が電子レンジを持っています。
電子レンジの使い方
さて、電子レンジは50年間私達のために食べ物を温めづつけてくれたわけですが、最近は食べ物を温める以外にも利用されてるみたいですね。
そこで、食べ物を温める以外にどんな活用法があるのかちょっとだけ見てみましょう。
暖める
電子レンジで猫を暖めたら死んでしまったため訴訟に発展したという話は有名ですが、うまく電子レンジで体の表面だけ暖めることができたら暖房代わりに使えそうですよね。
無駄な場所は暖めず体を直接暖めれるので暖房代も節約できそうです。
Silicon Valleyというアメリカのコメディドラマでは、電子レンジを暖房機器として使うというアイデアでプレゼンして資金を集めようとしている人がいました。
残念ながらドラマでは審査官が「危険だ」の一点張りでうまく行きませんでしたが、誰かがそのうち実現してくれるかもしれませんね。
盗聴する
あと、最近の電子レンジは盗聴器としても使えるらしいですね。
トランプ大統領はオバマさんが電子レンジで盗聴していたとか言ってるとかどうとか。
もはや当初の「食べ物を温める」というコンセプトのかけらも見当たらないですが、これくらい発想の飛躍がないとイノベーションは起こせないのかもしれません。
まとめ
2017年は家庭用電子レンジの記念すべき50年目の誕生年ですので、みんなで電子レンジに思いを馳せて電子レンジのより一層の飛躍と今後の発展を祈念しましょう。