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理系大学院留学までの具体的なスケジュールを紹介します

カナダで留学中のシンです。

 

大学院でヨーロッパや北米に留学してみたいけど、一体留学までに何をする必要があるのかわからないという方に向けて、私が留学までにしたことを紹介します!

ひと目で分かる留学までのスケジュール(9月入学)

まずは大まかなスケジュールを紹介します。

私は留学準備を留学開始の2年半前から開始しました。

しかし、初めの一年間はひたすらTOEFL対策のための勉強をしていただけですので、必要なTOEFLの点数と自分の英語力次第ではもっと短くなります。

 

私はTOEFLの目標点がTOEFL iBT 100点で、準備開始時点の英語力はTOEIC850点程度でした。

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※クリックすると拡大します。

 

次に、各項目を細かく見ていきましょう。

テスト勉強

私の場合、留学準備で最も大きな時間を占めたのがテスト勉強でした。ですので、目標の大学が求めるTOEFLの点数と今の英語力次第で、留学準備にかかる時間はかなり左右されます。

TOEFL勉強

TOEFL対策は留学2年前の2月から開始して、そこから1年半ほどは毎日2時間は勉強を続けました

 

勉強開始半年後に受けたTOEFLが80点、その3ヶ月後に97点を取ったのですが、目標の100点に達しなかったのとスピーキングの点数が17点と低かったため、それからも勉強と受験を続けました。

 

点数が足りなくても条件付きで合格にしてくれる場合もありますし、出願後もギリギリまでTOEFLの新しい結果を受け入れてくれる大学もあるので最後まで頑張り続けましょう。

 

ちなみに最終的に提出したスコアは

Reading:29

Listening:28

Speaking:17

Writing:23

Total: 97

です。

TOEFL iBTリーディングで満点を取った勉強法


TOEFL iBT リスニングで29点取った勉強法


TOEFL iBT ライティングで25点取った勉強法


留学のためTOEFLとIELTS両方受けた私がどっちがオススメか解説する

GRE勉強

もう一つ大学院入学に必要なのがGRE(Graduate Record Examination)という試験です。

これはセンター試験の大学院バージョンのようなもので、

  • 数学
  • 英語
  • ライティング

 の3パートに分かれています。

 

GREの数学は非常に簡単で、日本でちゃんと教育を受けた理系の方ならちょっと勉強すれば満点が取れると思います。

 

ただ、このテストは留学生もネイティブも受けるテストのため英語は非常に難しいです。

例えば単語の穴埋め6択問題があったら6個の単語のうち5個は初めて見る単語だったなんてことはざらにあります。

 

難しすぎるので、留学生に対しては英語の点数はあまり求められていない場合が多いらしいので私は英語は諦めて数学に集中することにしました。

一ヶ月勉強して試しに受けてみたら数学は満点が取れたので、GREについては一ヶ月しか時間をかけていません。留学1年半前にテストを受験しました。

 

ちなみに留学開始してから指導教官に聞いてみると、学生を取る時にGREの英語の得点は気にしないといっていたのでGREの英語は諦めて正解だったようです。

まあGRE英語の扱いは大学や先生にもよると思うので、点数が取れるにこしたことはないですが。

 

ちなみに私が提出したスコアは

Verabal: 147

Quantitative: 170

Writing: 3.5

でした。

大学・研究室探し

私は留学前年の3月ころから大学と研究室探しを開始しました。

研究室探しの流れは

  1. 大学のホームページなどで目星をつける
  2. 希望する研究室の教授に学生を取っているかメールで確認する
  3. (必要なら)電話やskypeでインタビュー

という感じです。

ホームページで目星をつける

まずはホームページなどから情報を得て行きたい研究室の目星をつけましょう。

 

ホームページ以外でも、行きたい分野の研究をしている日本の大学の教授にオススメの大学・研究室を聞いてみるのもかなり有効です。

教授に連絡を取る

行きたい研究室が決まってきたら、次は研究室の教授に連絡を取りましょう。私は留学前年の5月に連絡をとりました

教授に連絡を取るのは必須ではないですが、絶対やっておいたほうが良いです。

私は10人ほどコンタクトを取りましたがそのうち2人からは

  • 今年は学生を取っていない
  • 来年から別の大学に移るからそっちの大学に申し込んでくれ

という連絡を受けました。

 

連絡を取っていなかったら受験料を無駄にするところでしたので、そういうことを避けるためにも絶対教授とは連絡をとっておくべきです。

 

メールで聞くべきことは、基本的には学生を取っているかどうかですが、他にも

  • TOEFLの点数がどれくらい必要か
  • TOEFLが足りない場合でも条件付き合格はあり得るか
  • GREの点数がどれくらい必要か

なども聞いてみたら答えてくれる場合もありますので、気になるなら聞いてみてもいいと思います。

 

あとはメールを送る前にレジュメを作成して、レジュメを添付するようにしましょう。

レジュメを付けておけば教授もこちらがどんな学生かわかるので、興味があればインタビューのオファーをしてくれたりする可能性が上がります。

出願前に志望先の教授へのメールは必須。テンプレートも公開中!

skypeインタビュー

基本的に理系の大学院留学で電話やskypeでのインタビューは公式にはありません。

 

しかし、教授にメールを送ると向こうからインタビューしたいといってくる場合があります。

私は10人ほどメールを送って2人からインタビューをしたいと言われました。

 

インタビューでは

  • これまでどんなことをやってきたのか
  • 研究室の志望理由
  • どんな研究がしたいか

などを聞かれました。あとは、教授が自分の研究室で今やっている研究内容を教えてくれたりもしました。

 

正式な受験プロセスには含まれていませんが、インタビューで好印象を与えれば合格する可能性が高まると思われます。

 

ちなみに私はインタビューがグダグダだったので、インタビューされた2つの研究室は両方不合格でした…

出願前の電話インタビュー(面接)の内容と対策

出願書類作成

出願時期が迫ってきたら、次は出願書類を作成していく必要があります。

出願に必要なのは主に

  • レジュメ
  • エッセイ
  • 推薦書

の3点になります。

レジュメ

レジュメはこれまでの学歴や職歴、持っているスキル(例えばC++のプログラミングができるとか、クリーンルームでこれこれの装置を使用していた、とか。)を1枚にまとめたものになります。

 

教授とコンタクトを取るときにも必要なので、私は留学前年の3月ごろに作り始めました。

エッセイ

エッセイでは

  • これまでの自分の経験
  • 大学院で何を勉強したいのか
  • 大学院での勉強が自分のキャリアゴールにどう繋がるのか

などを1000字くらいで記入します。

 

私は留学前年の6月ころからエッセイに関する本を読んで情報を集め始め、8月ころに本格的に書き始めました

推薦書

受験には推薦書も必要です。大学によりますがだいたい3通必要な場合が多いです。

 

大学の教授に頼む場合は推薦書を書くのに慣れているのでさっとかいてくれると思います。

問題は会社の上司に頼む場合で、会社の上司は推薦書の書き方を知らない場合が多いので、自分で下書き書いてそれをもとに修正が必要なら修正してもらうのが一般的なんじゃないかと思います。

 

私は大学時代の指導教官には8月に推薦書の依頼をしに行って、会社の上司には自分で下書きを書いて、大学院に出願するたびに下書きを送ってお願いしていました。

出願大学と合否連絡の時期

私が出願したのはアメリカ・カナダ・ヨーロッパの大学で、具体的には

Stanford University (アメリカ)

UCLA (アメリカ)

University of Pennsylvania (アメリカ)

EPFL (スイス)

University of Waterloo (カナダ)

の5校です。

 

このうちskypeインタビューをしたのはUCLAとEPFLの2校でした。

 

合否の結果はだいたい1月から4月くらいにメールで送られてきます

 

私の結果は次のような感じでした。

Stanford University: 不合格

UCLA: 合格(なぜかインタビューされた研究室とは違う研究室)

University of Pennsylvania: 不合格

EPFL: 不合格

University of Waterloo: 合格

まとめ

以上、大学院留学までのスケジュール紹介でした!

留学しようと思うとすることがいっぱいあって大変ですが、留学準備も含めて良い経験になるのでめげずにがんばってください!

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