社費留学のリスクとデメリット
こんばんは、シンです。
私は新卒で入った会社にあった留学制度を使って、入社4年目から2年間カナダで留学していました。
基本的に社費留学制度というのはとても美味しい制度な場合が多いので、自分の会社にあったらチャレンジしてみたら良いと思うのですが、実はそれなりにデメリットもあります。
今回は、私が実際に感じた社費留学に行くことで背負うことになるリスクやデメリットを紹介します。
社費留学のリスク/デメリット
社費留学に行くことによって私が感じているリスク/デメリットは主に以下の5つです。
- 会社を辞めにくくなる
- (一時的に)昇進が遅れるかも
- 仕事のブランクが生じる
- よくわからん英語関連の雑用が増える
- 婚期を逃す
その1:会社を辞めにくくなる
まず、一つ目にして最大のリスクは会社を辞めにくくなることです。
そもそも留学に行く際に、
- 留学後5年間は会社を辞めません
- もし5年位内に退職する場合は留学にかかった費用を請求されても文句いいません
というような内容の請求書を書く必要がありました。そのため、5年以内に止めると結構な金額を支払わなければならず、気軽に転職ができなくなってしまいます。
まあお金を出せば退職できるのですが、留学に行くことで会社が自分にかなりの投資をしてくれた、という思いがでるので、なんとなく恩に報いなければならないように感じて精神的にも退職しづらくなります。
もし留学から帰ってきた後に、なんとなく会社があわないから転職したい、と思ってもなかなかフットワーク軽く動けなくなります。
お金させ払えば退職できるにしても、やはり転職しようという気がある人は社費留学制度は使わないほうが良いでしょう。
その2:(一時的に)昇進が遅れるかも
また、留学中は仕事をしていないので当然昇進しません。
私が留学に行っている2年の間に昇進して結構給料も上がっている同期がいたりしましたので、一時的には留学に行った期間だけ昇進が遅れる可能性があります。
この2年間の遅れについては後で挽回可能ですのであまり気にする必要はないかもしれませんが、やはり同期の給料が上がっているのを見ると羨ましくなります。
その3:仕事のブランクが生じる
留学中は学生になりますので、会社の仕事は基本行いません。
したがって、もし留学していなければ積めたであろう2年間の仕事に関する経験が積めなくなりますので、仕事に関してはブランクが生じてしまいます。
留学先で勉強することが会社の仕事内容と直結するのであればブランクはあまり生じないかもしれませんが、私の場合は留学先での研究内容が仕事と直接関係しなかったので帰任後かなりのブランクを感じました。
帰任時には入社6年目になっていましたが、しばらくはまるで新入社員のような浮ついた気持ちで仕事をしていましたので、やはり2年のブランクというのはかなり大きいです。
留学中には日本で社会人をしていたら得られないような様々な経験ができますので多少のブランクは受け入れる価値はあると思いますが、自分の歩みたいキャリアを考えた時に本当に留学するのが良い選択なのかはよく考えたほうが良いかもしれませんね。
その4:よくわからん英語関連の雑用が増える
あとしょうもないことですが、留学から返ってくると英語関連の雑用を押し付けられる頼まれることが増えます。
全然自分の本業と関係のない雑用がふってきたり、しょうもない文章の和訳を頼まれたりといろいろありますが、ある程度英語関連の雑用が増えるのは覚悟しておいたほうが良いです。
その5:婚期を逃す
最後に、全然仕事は関係ないですが海外に住むと婚期を逃す可能性が高まります。
国際結婚を狙っている人はまあ良いですが、日本人の結婚相手を探したいとなると地域によっては絶望的です。
残念ながら私の住んでいた場所は日本人はかなり少なく、婚活に関しては絶望感が漂っていました。
婚活のためにバスに2時間ちょっと揺られて大都市まで行ったりもしましたが、さすがに遠くて無理があったのでカナダにいる間は婚活を諦めざるを得なかったです。
まとめ
以上、社費留学でのリスクとデメリットについて紹介しました。
社費留学は非常に美味しい制度ですが、やはり美味しいだけではなくマイナスの面もいくつかありますので、社費留学を考えている人はよく考えてから申し込むようにしましょう!