瞬間英作文を10周(35時間)やったので、効果のほどを紹介します
カナダに来て1年半、ずっとスピークングが伸び悩んでいるんですが、最近こちらのブログの瞬間英作文紹介記事を読みまして、ちょっと試しに瞬間英作文を始めてみました。
今回は、やり始めてから1ヶ月でまず一通り終わったので、瞬間英作文を1冊終えるまでの所要時間と効果の程を紹介してみたいと思います。
瞬間英作文
使用した本
使用したのは、「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」という本です。
この本には全部で1000個の例文について見開きで日本語と英語が記載されています。
やり方
基本的には冒頭に紹介したブログに書いてある方法に基づいてやっていきました。
まずは前半500例文について、100例文ずつに分けて順番に2周ずつ確認していき、その後は500例文一気に通して音読します。
前半が終わると後半についても同じことをします。
ただ、後半500例文は文章が長くなってしんどかったので、300例文と200例文に分けて行いました。
所要時間
冒頭のブログ記事には所要時間についてこんなことが書いてありました。
5周目くらいまでくると一気にスピードが上がって500個の例文を20分くらいで終わらせられるようになってくる。
「そうか、500例文を20分だったら10周とか一瞬で終わるな」
と思ってはじめましたが、やってみると20分なんて遠く及ばず…500例文ずつ通してやり始めた3周目以降の所要時間はこんな感じでした。
前半500例文 | 後半500例文 | |
---|---|---|
3周目 | 75分 | 171分 |
4周目 | 62分 | 150分 |
5周目 | 50分 | 135分 |
6周目 | 42分 | 107分 |
7周目 | 43分 | 94分 |
8周目 | 37分 | 97分 |
9周目 | 37分 | 105分 |
10周目 | 34分 | 84分 |
20分どころか、後半500例文は10週目でも84分かかっています…例文の短い前半でも20分には届きませんでした。
これを20分に抑えようとするとかなり超速で読まないとだめな気がするんですが、どうやったら到達できるのかは謎です。
(20分÷500文=2.4秒/文。英語スピーチの速さはだいたい1分120語から150語らしいので、2.4秒だと4.8語から6語しか読めません。多くの文はそれより長いので、かなり早口でかつつまらずに読まないと20分には到達できそうにありません。)
合計時間としては、これに加えて最初の2週に合計13時間程かかったので、全部で35時間ほどで10周完了したことになります。
私は1日1時間~1時間半ずつ取り組んだので、およそ1ヶ月で10周完了しました。
効果
効果の程ですが、劇的に英語が喋れるようになった!という印象は特にありません。
ただし、毎日音読を続けたおかげか、ちょっと英語が口から出やすくなったような気がします。
あと、英語を喋る時に前より少しだけ自信がついた気もします(これは多分メンタル的な要因が大きと思いますが)
瞬間英作文の後半では関係代名詞や関係副詞を複数使った文がかなりたくさん出てきますが、日常会話ではさすがにそこまで使わないだろうという感じなので、正直後半はどれだけ意味があるのかはちょっと不明です。
とりあえずもうちょっと効果が出るかどうか、もう10周やって見ようと思います。
※2017年3月4日追記:16周までやって飽きたのでやめました。最終的に一周2時間程度で落ち着きました。10周から16周まで増やしたところで、対して効果が増えた感じはありません。
おまけ
Kindle版ではなく書籍版を買いましょう
私はカナダに居る時に瞬間英作文のkindle版を購入したのですが、はっきり言ってkindle版は非常に使いにくいです。日本語と英語が違うページに載っているので、1分ずつ日本語と英語を確認しようと思うとページを行ったり来たりしないといけません。
その点実際の本だと見開きで日本語と英語が載っているので、非常に使いやすくなっています。
ですので、なにかのっぴきならない事情がある場合以外は書籍版を購入することをお勧めします。
瞬間英作文その他のシリーズ
カナダではなかなか手にはいらないので、日本に一時帰国した時に瞬間英作文シリーズを何個か買って持ってきました。
購入したのは今回使用した緑色の「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」とその続編「おかわり!スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」、それと基礎編にあたる「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 」です。
シャッフルトレーニング
今回私が使用した本です。いろんな文法を使用した例文がランダムに出てくるので、ある程度基礎ができている人はこれから始めればいいと思います。
ただし、後半500例文はどんどん複雑になってきて、ちょっと嫌になってきます。こんな複雑な分日常会話では使わないだろう、と思うのですが、一応目的としては実際に使用するのよりも少し難しめの文で練習することで、日常会話で使うもっと簡単な文がよりスラスラ喋れるようになるというのを目指しているようです。
シャッフルトレーニングおかわり
こちらは今回使った本の続編です。700例文載っていてこちらは後半になっても文章はシンプルなままなので、今回使用した本の前半500例文とこちらの700例文を使って練習しても良いかもしれません。
基礎編
こちらは同じ構文を使用した例文ごとにまとまっているので、もう少し初心者向けになっています。
文法にあまり自信がない方はこちらから始めれば良いと思います。
まとめ
ちまたで絶賛(?)されている瞬間英作文ですが、たしかにある程度効果はありそうです。
ただし一通り本を終えるのにある程度時間がかかるので(私の場合10周で35時間)、それなりに気合を入れて取り掛からないと途中でくじけてしまうと思います。
三日坊主にならないよう頑張りましょう。